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立山道中記 現世編

無事に還ってまいりました。

長くなりそうなので分割しました。

割とドキドキしてて
今からテンパッテどうするんだーーと自分を叱咤して
新幹線に乗ったですよ。

で。乗ったら、自分の指定席におばちゃんが座ってて、
本読みながら、既にうとうとしてるって!
つーか、おばちゃん。
東京-上野間で 寝ちゃったわけ?!
ううむ。。通路側の座席は空いているので、そこに座り、
しばし熟慮でし。起こしていいものか。なんと声をかけようか。
車掌さんが検札きてからの方が恥ずかしいよね~と思い、
もしもし。と声をかけたら、ずーっとずーっとですよ。
乗り換えの越後湯沢まで、
そのおばちゃんと話していくことになりますた。

見知らぬ人と話すのはちょっと大変ですが、
自分の知らない話を聞けるので面白いです。
その人は新潟と秋田の間の「辺鄙な場所(本人談)」がご出身地で、
この連休で帰省なさるそうですが、
冬に帰省したときの豪雪の話がすごかった。
途中で電車が止まって、閉じ込められると、
救助に来るのって「人海戦術」なんだって。。。
雪かき隊?みたいな人たちが、スコップで列車の周りを掘ってくれる。
でも列車が動くわけではなくて、
バスが列車に一番近い、除雪済みの広い場所に救助に来るので、
そこまで、また「道をつけて」くれるから、
歩いていくんだって・・・吹雪の中をだよ~ひえーー。
関東平野から普段出ない人には、想像するだけで怖ろしい。

と、そうこうしている間に、乗り換え駅に。
在来特急で富山まで、これが長いです。2時間半くらい。
乗り換え時間が短いので、ビールは車中で買うことにして
飛び乗りました。
満席状態。
3連休だもんなあ~無理ないなあ~
おお。随分緊張がほぐれてきてるじゃん(^-^)と
思ってたら・・・私の平常心をかき乱すような・・・叫び声。

ガキ もとい お子さまだよ。
ご家族3代で旅行にいらっしゃるらしいのです。
私の隣にはお祖母ちゃん。通路へだてて祖父ちゃん。
祖父さんの隣は、年若いおばさん。
祖父さんの後ろに、若夫婦と、そのお子さん(3歳児男子)

いやもうムカつくので、以降「ガキ」と書かせてください。
ずーっと。騒ぎっぱなし。
騒いでなければ、親と祖父さんを連呼しっぱなし。
感じとしては、すごいお祖父ちゃん子なのね。
で、祖父さんの席にくると、祖父さんはガキを座らせて
通路に立っちゃうわけよ。
混雑してるから、車内販売も通るし、トイレに行く人も通るし、
あんた邪魔だよな場面もあり、
しかーも、遊びに行く人だけではないわけで、
ノートパソコンで仕事している、眠りたい人もいるわけです。
そんな様子が珍しいらしく、
ガキはその人たちを覗き込んでは、その間しゃべりっぱなし。

車内販売来たから、オレがビール買ったら
「オジーちゃんおじーちゃんおじーちゃん
ビール買わないの?ビールビールビール。
あの人飲んでるよ、ビールビールビール」
うるせーんだよ。ビール飲んでどこが悪いんじゃあ!
で、ですよ。
ふつーの親なら、たしなめるでしょう。
親もジジババもいるんだから、
それがね。ぜんっぜん 注意しないの。。。
だからムカつくっつーの。。

途中の糸魚川付近のトンネルで、
線路に一部異常がとかで超超徐行運転だったのね。
その時も「なんで」の連呼。
「動かない」の連呼。ああ。。。orz
海が見えると「海」の連呼。

でもね、お母さんは少しだけ努力したみたいで、
筆記用具など出して、お絵かきをすすめたんですよ。
したらば、、絵の説明の連呼。
親なりオジイなりが絵をみて、すごいね~とか言わないと
また「見て」の連呼。
あげくに色鉛筆を床にふりまきやがった。

最後にようやくお母さんが切れて注意したのは
富山駅まであと10分のときですた。。orz
なんだかなーー迷惑通り越して疑問でしたよ。
てめえらみんな FUCK YOU だ。
などという、雑念満載で、
立山行きのローカル線に乗り換えたのですた。

参加年代 最高齢は90歳。最年少が17歳。
圧倒的に地元の人が多いけれど、
北陸って関西には近いので、京都大阪の人もいる。
「千葉から」といったら、へえ~と感心された。
大学のゼミでレポート書くのに参加の人もおり、
朝日新聞の記者の人は、取材を兼ねて参加。

不思議なことに、皆、参加理由は話さない。
(学生さん、記者さんは例外)
きっかけはクチコミが一番多い。
世話役の役場の兄ちゃん、ボランティアの人など
おしなべて親切。
思ったよりも食事豪華、なんと飲み放題。
さー飲むぞ!!えへへ♪

図々しくというよりも、
後で絵解きされる曼荼羅が良く見えるように座ったら、
上座近くで、主賓の作家「辺見じゅん」席のほぼ隣。。。
冷や汗かくも、端っこの席は埋まってるし、
傍の地元のおばちゃんが面白いので
そこから動かずに、飲み食いしました。
絵解きは年配の人かな~と思ったら、
若い兄さんで、就職したけれど、山伏が天職と思い転職し、
立山信仰の神社で現在は権禰宜しているそうです。
立山道中記 現世編_c0010510_1343581.jpg

地方って、そういうところがいいよなあ~と思う。
てゆうか、都会でも、きちんと道を見つけられれば
そういう風に人はきちんと転がっていくようになっているものだ、
けれど、
都会はいかんせん広くて、探すのが難儀。
その前に挫けてしまう人もいるんだろうなあと思う。

その夜は食事しつつ、ビール3本、お銚子3本(爆)、
その後、温泉に入り、部屋でビール3本、カップ酒1カップ飲んで
(なんとお部屋の冷蔵庫もタダだったの♪)
しっかり就寝。

飲酒の有無に関わらず
いつも必ず見る夢は全くみないで、
途中で一度も目を覚まさずに
気がついたら朝になっていた。
これは不思議の始まり?
by divaof10gum | 2006-09-19 13:44 | 身辺雑記


ちゃる様の日々の思いのたけを綴る。ワイン、バンド、オカルト、お洒落、ゴージャスなどについて


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