平安女子 車の話
まず、昨日までの間違いを訂正させていただきます。
「月のあかき」ですが、月の明るい夜が正解です。
初歩的かつ致命的なミスでござった。
形容詞をつい現代風に読み過ごしてしまいました。ぐぬぬ。汗。
そして色について
二藍 赤紫に近いですね。
http://www.colordic.org/colorsample/2030.html
葡萄色(えびいろ) 赤紫と臙脂の中間色ですね。
http://www.colordic.org/colorsample/2006.html
色については、パソコンだと「日本の古代色」でいくらでも調べられるのに、
その手間をおしんだ、私のアホバカまぬけなので、お許しください。
色については、検証してから、書くことにします。
さて、気を取り直して、
今日は「牛車」について、色んな段からの超訳です。
牛車は当時の貴族の自家用車です。高級車から普通クラスまでありました。
後ろから乗りこみ、目的地に到着すると、まず牛を外し、前から降ります。
通常は2~4人位までが定員です。
なかなかにお高いものであったらしく、貸し借りする場合もあったようです。
因みに帝や院は私的な外出の際は輿に乗ります。
(帝の母后、東宮、皇妃が乗った例もあります)。
では参る
題して、車はかっこいいほうがいい。(枕草子全段から車の感想など)
檳榔毛(びろうげ)の車(高級セダン)は、ゆっくり走らせるほうがかっこいい。
急いでスピードだすのか、安っぽく見える。
だけど、
網代(あじろ)車(ハードトップ)は走らせるべき。
門から出たなと思うあいだに、もう走り過ぎていって、後からお供がその後を追って走っていくのを
あれは誰の車なのかなあと思うくらいの速度がすばらしい。
スポーツカーを思わせぶりに、ゆっくり走らせているのを見るとバカじゃないの?と思う。
牛(エンジン兼飾り)は、基本黒か赤なんだけど、額は小さくて白い星があって、
お腹の下や、足先がきれいな白で、しっぽの先が白いのが好き。
(つまり泥やなんかで汚れてないぴかぴかってこと)
車と牛だけじゃなくて、その周辺の人にもこだわりがもちろんあります。
牛飼童は背が高く、体格も良く、髮が日にやけて赤いぽっかったり、
白髮まじりの人が渋いと思う(重みがある感じ)。顏は日焼けしていて、
いかにも牛を使う経験が豊富そうな人がよい。
訳者注:「牛飼童」について「童」という漢字を使っていますが、
子供という意味ではなく、成人しても「童装束」をする立場の人という意味です。
輿を担ぐ人、牛飼などは、そのポジションでした。
お供(雑色隨身(ぞうしきずいしん))は、牛飼とは逆にスリムな人が良い。
「お供まわり」のような身分の低い人でなく、
そこそこ身分のある男でも若いうちは、少し細身の方がカッコいいですよ。
超太った人は眠そうにみえて、パッとしません。
車輪がきしんで、キーキー鳴り響く車に乗ってる人って、耳あるの?!って思うくらい腹立つ。
たまたま自分が借りた車がそんな代物だった時は、貸してくれた人さえむかつく。
真夏の昼さがり、手入れしてない汚い車に、これまたバッチい牛をつけて、ゴロゴロ通って行く人。
神経を疑いますよ。
雨が降っていないのに、雨よけのムシロを付けたり、反対に雨降ってるのに、雨よけムシロもしない人。
(超超訳:新車の座席のビニールつけたままだったり、土禁とかいう人。
逆にまだ新車でキレイなのにわざと?みたいに、飲みものの染みを作ったり、ワックスかけないアホ。)
微妙な車の話じゃないけど、必ず行くからね。と約束したので、車を迎えに出して待っている時、
外から車が戻ってきた音がするので、「来たわ」と家の人たちと楽しみに出てみたら…
車はさっさとガレージに入っていて、轅(ながえ:車の前の部分、牛をつなぐ)も下に降りてる。
「どうしたの?お客さまは?」と牛飼童に聞いたら、
「不在でしたあ、きょうはいらっしゃいませーん」と言って、牛だけガレージから出した。むかっ。
こんな話ばっかりだとなんなので、私が車っていいなあと思うことを少し書いてみるね。
五月の頃、京都の町中じゃなく外れの山里に車で出かけるのは、とてもとても楽しい。
沢の水もほんとうに青く透き通ってみえて、車の通る道には草が生ひ茂っている。
ゆっくりと、ただそのまま進んでいくと、小川ってほどではないけど、草の下に水たまりがあって、
牛飼や従者がそこを歩くと、水がはねる。おもしろい。
道の左右にある生け垣の枝などが伸びてて(道も狭いの)、
車のやかた(乗ってるところ)の中に入ってきたのを、
急いで捕まえて折ろうと思っているのに、ふいっと手から外れてに、折れない。残念。
道に生えていたヨモギが、車輪に轢かれてつぶれ、
車輪がまわって、やかた近くに来ると、ヨモギの香りが思いがけずに近くで匂う。。
こういうのは楽しい(ウシの落とし物の匂いはなかったことにするw)。
雲ひとつない澄んだ満月の夜に浅い川を車で渡ると、
牛が歩くたびに、水はキラキラ水晶が砕けるように散る。
とても美しい。
「月のあかき」ですが、月の明るい夜が正解です。
初歩的かつ致命的なミスでござった。
形容詞をつい現代風に読み過ごしてしまいました。ぐぬぬ。汗。
そして色について
二藍 赤紫に近いですね。
http://www.colordic.org/colorsample/2030.html
葡萄色(えびいろ) 赤紫と臙脂の中間色ですね。
http://www.colordic.org/colorsample/2006.html
色については、パソコンだと「日本の古代色」でいくらでも調べられるのに、
その手間をおしんだ、私のアホバカまぬけなので、お許しください。
色については、検証してから、書くことにします。
さて、気を取り直して、
今日は「牛車」について、色んな段からの超訳です。
牛車は当時の貴族の自家用車です。高級車から普通クラスまでありました。
後ろから乗りこみ、目的地に到着すると、まず牛を外し、前から降ります。
通常は2~4人位までが定員です。
なかなかにお高いものであったらしく、貸し借りする場合もあったようです。
因みに帝や院は私的な外出の際は輿に乗ります。
(帝の母后、東宮、皇妃が乗った例もあります)。
では参る
題して、車はかっこいいほうがいい。(枕草子全段から車の感想など)
檳榔毛(びろうげ)の車(高級セダン)は、ゆっくり走らせるほうがかっこいい。
急いでスピードだすのか、安っぽく見える。
だけど、
網代(あじろ)車(ハードトップ)は走らせるべき。
門から出たなと思うあいだに、もう走り過ぎていって、後からお供がその後を追って走っていくのを
あれは誰の車なのかなあと思うくらいの速度がすばらしい。
スポーツカーを思わせぶりに、ゆっくり走らせているのを見るとバカじゃないの?と思う。
牛(エンジン兼飾り)は、基本黒か赤なんだけど、額は小さくて白い星があって、
お腹の下や、足先がきれいな白で、しっぽの先が白いのが好き。
(つまり泥やなんかで汚れてないぴかぴかってこと)
車と牛だけじゃなくて、その周辺の人にもこだわりがもちろんあります。
牛飼童は背が高く、体格も良く、髮が日にやけて赤いぽっかったり、
白髮まじりの人が渋いと思う(重みがある感じ)。顏は日焼けしていて、
いかにも牛を使う経験が豊富そうな人がよい。
訳者注:「牛飼童」について「童」という漢字を使っていますが、
子供という意味ではなく、成人しても「童装束」をする立場の人という意味です。
輿を担ぐ人、牛飼などは、そのポジションでした。
お供(雑色隨身(ぞうしきずいしん))は、牛飼とは逆にスリムな人が良い。
「お供まわり」のような身分の低い人でなく、
そこそこ身分のある男でも若いうちは、少し細身の方がカッコいいですよ。
超太った人は眠そうにみえて、パッとしません。
車輪がきしんで、キーキー鳴り響く車に乗ってる人って、耳あるの?!って思うくらい腹立つ。
たまたま自分が借りた車がそんな代物だった時は、貸してくれた人さえむかつく。
真夏の昼さがり、手入れしてない汚い車に、これまたバッチい牛をつけて、ゴロゴロ通って行く人。
神経を疑いますよ。
雨が降っていないのに、雨よけのムシロを付けたり、反対に雨降ってるのに、雨よけムシロもしない人。
(超超訳:新車の座席のビニールつけたままだったり、土禁とかいう人。
逆にまだ新車でキレイなのにわざと?みたいに、飲みものの染みを作ったり、ワックスかけないアホ。)
微妙な車の話じゃないけど、必ず行くからね。と約束したので、車を迎えに出して待っている時、
外から車が戻ってきた音がするので、「来たわ」と家の人たちと楽しみに出てみたら…
車はさっさとガレージに入っていて、轅(ながえ:車の前の部分、牛をつなぐ)も下に降りてる。
「どうしたの?お客さまは?」と牛飼童に聞いたら、
「不在でしたあ、きょうはいらっしゃいませーん」と言って、牛だけガレージから出した。むかっ。
こんな話ばっかりだとなんなので、私が車っていいなあと思うことを少し書いてみるね。
五月の頃、京都の町中じゃなく外れの山里に車で出かけるのは、とてもとても楽しい。
沢の水もほんとうに青く透き通ってみえて、車の通る道には草が生ひ茂っている。
ゆっくりと、ただそのまま進んでいくと、小川ってほどではないけど、草の下に水たまりがあって、
牛飼や従者がそこを歩くと、水がはねる。おもしろい。
道の左右にある生け垣の枝などが伸びてて(道も狭いの)、
車のやかた(乗ってるところ)の中に入ってきたのを、
急いで捕まえて折ろうと思っているのに、ふいっと手から外れてに、折れない。残念。
道に生えていたヨモギが、車輪に轢かれてつぶれ、
車輪がまわって、やかた近くに来ると、ヨモギの香りが思いがけずに近くで匂う。。
こういうのは楽しい(ウシの落とし物の匂いはなかったことにするw)。
雲ひとつない澄んだ満月の夜に浅い川を車で渡ると、
牛が歩くたびに、水はキラキラ水晶が砕けるように散る。
とても美しい。
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by divaof10gum
| 2012-01-26 15:19
| お洒落系
引き続き 平安女子 超訳します
ちゃるです。
リハビリで少しずつやってみます。
枕草子 つれづれ訳 第29段、第30段
相変わらず超訳。
ちょいと仕事が忙しいので片手間です。30段近辺は短文なので楽。
第29弾
私の胸がときめく(ワクワクドキドキ)する物や事。
子雀などを見る。ちょんちょんと動きが可愛い。
小さい子供を遊ばせている近くを通るとき(子供が可愛ければ尚良い)。
ちょっと贅沢で大好きな香りの香をたいて、
ひとりでゆっくりと横になるとき。
うぬぼれ鏡(舶来ものよ)を、
うす暗いくらいの灯りで覗きこむとき(私は美しい)。
見栄えもよく、いかにもセレブな男性が乗っているという牛車が、
我が家の門に停まって、
しかも、何か家のものに案内を乞ういるらしい気配を感じる時
(うわ~何かなあ、どなたかなあ。)。
さっぱりと髪を洗い上げ、うす化粧して、
好きな香りをうつしてある着なれた服を身につけて、
リラックスしている姿。
特に誰が見ているとか、そんなことなくても、
そういう時の私は、なかなかイイ女と思ってる。
あんど 自分のそんな気持ち かわいい。と思う。
約束があって恋人を待つ夜に、雨がざっと強く降ったり、
風が激しく吹きすぎること。
あの人 大丈夫かしらとドキドキします。
第30段
ふと見つけて、過ぎていった昔が懐かしいと思うもの。
枯れた葵。去年の加茂の祭が思い出される。
お雛さまの道具。これで遊んだりしたよね。私も私の娘も。
濃い藍色や深い葡萄色の端切れが、
うすくなって本の中に挟まっていたのを見つけた時。
その本を読んでいた頃の気持ちや、衣装の思い出も一緒に思いだせる
から。
訳者注:衣装は誰かから贈られたり、
自分や友達同士で気に入って染めたものだから、思い出深いです。
雨で退屈な日に物の整理をしていたら、
貰った時にとてもしみじみとして嬉しかった手紙を探しだしたとき。。
去年の扇。
(去年はアレコレあったもあるし、こんな柄が流行してたな、とか思う)
月の赤い夜。(これってすごい感性だと:超訳した私は思う)
以上
リハビリで少しずつやってみます。
枕草子 つれづれ訳 第29段、第30段
相変わらず超訳。
ちょいと仕事が忙しいので片手間です。30段近辺は短文なので楽。
第29弾
私の胸がときめく(ワクワクドキドキ)する物や事。
子雀などを見る。ちょんちょんと動きが可愛い。
小さい子供を遊ばせている近くを通るとき(子供が可愛ければ尚良い)。
ちょっと贅沢で大好きな香りの香をたいて、
ひとりでゆっくりと横になるとき。
うぬぼれ鏡(舶来ものよ)を、
うす暗いくらいの灯りで覗きこむとき(私は美しい)。
見栄えもよく、いかにもセレブな男性が乗っているという牛車が、
我が家の門に停まって、
しかも、何か家のものに案内を乞ういるらしい気配を感じる時
(うわ~何かなあ、どなたかなあ。)。
さっぱりと髪を洗い上げ、うす化粧して、
好きな香りをうつしてある着なれた服を身につけて、
リラックスしている姿。
特に誰が見ているとか、そんなことなくても、
そういう時の私は、なかなかイイ女と思ってる。
あんど 自分のそんな気持ち かわいい。と思う。
約束があって恋人を待つ夜に、雨がざっと強く降ったり、
風が激しく吹きすぎること。
あの人 大丈夫かしらとドキドキします。
第30段
ふと見つけて、過ぎていった昔が懐かしいと思うもの。
枯れた葵。去年の加茂の祭が思い出される。
お雛さまの道具。これで遊んだりしたよね。私も私の娘も。
濃い藍色や深い葡萄色の端切れが、
うすくなって本の中に挟まっていたのを見つけた時。
その本を読んでいた頃の気持ちや、衣装の思い出も一緒に思いだせる
から。
訳者注:衣装は誰かから贈られたり、
自分や友達同士で気に入って染めたものだから、思い出深いです。
雨で退屈な日に物の整理をしていたら、
貰った時にとてもしみじみとして嬉しかった手紙を探しだしたとき。。
去年の扇。
(去年はアレコレあったもあるし、こんな柄が流行してたな、とか思う)
月の赤い夜。(これってすごい感性だと:超訳した私は思う)
以上
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by divaof10gum
| 2012-01-25 16:48
| お洒落系
平安女子 訳してみた
枕草子 第28段(63段という説もある)
「曉の別れ」
現代の人のための前提説明
平安時代は基本は男が女の元に通う「通い婚」です。
男は女の元に通い、夜を過ごし、翌朝には帰っていきます。
通いが定着すると、恋人から妻夫の関係に発展します。
女が実家住みの場合には、妻夫の関係を明らかにする儀式を経て、婿となります。
因みに婿の衣装作成は、妻(とその実家)の役割でした。
それでは訳してみましょう。
早朝の別れ
恋人と逢って早朝に帰るなら、服は、まるでどこへ行くの?みたいにキメなくても、
ちょっと髪に寝グセがあったり、烏帽子の紐がガッチリ締まってなくてもいいと思う。
そんな風体で家に帰ったとしても、誰が笑ったりするかしら。仮に道で誰か知った人と出会ってもね。
(時間が時間だから、恋人と一緒だったんだなあと思うよ、普通)
恋人だったら、ふたりの朝の別れ際を風情のあるものにしてほしいなあ。
たとえば
男が、あー明けてしまったか~としぶしぶ、
起きたくないなあとぐずぐずしてるのを、
女も(お仕事があるからなあ)と、気持ちを奮いたたせて、強いて起して
「ほら もうこんな時間だよ。明るくなっちゃったよ。はずかしいなあ」などと言ってみる。
「あ~もう朝か」と嘆く様子もほんとうに帰りたくないみたいでイイ。
下着、指貫(ズボンですな)などの服一式も、そばにあるのを、手にしただけで、
まずは女の傍に寄り添って、昨夜のことアレコレを囁いている。
なんとなくそんな様子なのに、服は着ちゃうわけです。するっと。素敵。
ドアを開けて、妻戸(内玄関)のところまでは、一緒に行くと、
見送りするとき、男は昼の間がつまらない、逢えない時間がさびしいとか、
言ってくれると最高だよね。うん。見送りまでが恋愛です。
ところが、世の中そう理想通りにはいかないようで。
目覚ましでも鳴ったかのように飛び起き、ちょっと慌てながら、
まずは手近な下着と指貫(ズボン)をサクサクと身につけると、
夜の間に部屋のあちこちにあった衣装一式をキチンと着てから、
持ち物一式をチェック。
部屋はうす暗いから、見当たらないものがあると
「どこだ どこだ~」と手でベッド辺や、周囲をぱんぱん叩いて探す。
衣装よーし、忘れ物なーし。よし。とばかりに扇でパタパタ扇ぐと、
ちょっと鏡を見て「じゃ。いくね。」
そんな男、多いよ。
ちょっと伝法な平安でした。
「曉の別れ」
現代の人のための前提説明
平安時代は基本は男が女の元に通う「通い婚」です。
男は女の元に通い、夜を過ごし、翌朝には帰っていきます。
通いが定着すると、恋人から妻夫の関係に発展します。
女が実家住みの場合には、妻夫の関係を明らかにする儀式を経て、婿となります。
因みに婿の衣装作成は、妻(とその実家)の役割でした。
それでは訳してみましょう。
早朝の別れ
恋人と逢って早朝に帰るなら、服は、まるでどこへ行くの?みたいにキメなくても、
ちょっと髪に寝グセがあったり、烏帽子の紐がガッチリ締まってなくてもいいと思う。
そんな風体で家に帰ったとしても、誰が笑ったりするかしら。仮に道で誰か知った人と出会ってもね。
(時間が時間だから、恋人と一緒だったんだなあと思うよ、普通)
恋人だったら、ふたりの朝の別れ際を風情のあるものにしてほしいなあ。
たとえば
男が、あー明けてしまったか~としぶしぶ、
起きたくないなあとぐずぐずしてるのを、
女も(お仕事があるからなあ)と、気持ちを奮いたたせて、強いて起して
「ほら もうこんな時間だよ。明るくなっちゃったよ。はずかしいなあ」などと言ってみる。
「あ~もう朝か」と嘆く様子もほんとうに帰りたくないみたいでイイ。
下着、指貫(ズボンですな)などの服一式も、そばにあるのを、手にしただけで、
まずは女の傍に寄り添って、昨夜のことアレコレを囁いている。
なんとなくそんな様子なのに、服は着ちゃうわけです。するっと。素敵。
ドアを開けて、妻戸(内玄関)のところまでは、一緒に行くと、
見送りするとき、男は昼の間がつまらない、逢えない時間がさびしいとか、
言ってくれると最高だよね。うん。見送りまでが恋愛です。
ところが、世の中そう理想通りにはいかないようで。
目覚ましでも鳴ったかのように飛び起き、ちょっと慌てながら、
まずは手近な下着と指貫(ズボン)をサクサクと身につけると、
夜の間に部屋のあちこちにあった衣装一式をキチンと着てから、
持ち物一式をチェック。
部屋はうす暗いから、見当たらないものがあると
「どこだ どこだ~」と手でベッド辺や、周囲をぱんぱん叩いて探す。
衣装よーし、忘れ物なーし。よし。とばかりに扇でパタパタ扇ぐと、
ちょっと鏡を見て「じゃ。いくね。」
そんな男、多いよ。
ちょっと伝法な平安でした。
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by divaof10gum
| 2012-01-24 15:22
| お洒落系
最近 読んだ本
久しぶり~ちゃるです。
ここ数週間というか、数か月というか、介護とかいろんな関連で
休日の過ごし方が少し変わって、家に居る事が多くなったので、
読む本の数が、右肩上がり。
そんなこんなの備忘録にするべ。
五十嵐大介「SARU」 上下巻
「魔女」に表現された、五十嵐大介の宗教観、世界観が
中野美代子の論文「孫悟空は猿かな?」に啓発されて出来た作品。
他の作者の小説「SOSの猿」と、どこかでクロスしコラボしているらしいのだが、
その小説は未読。
ばか姉弟 安達哲1~5巻
うん。これはいい。皆々様にお薦めする。
こういうものが受ける日本はまだ大丈夫という気がする。
宿屋めぐり 町田康
つい、昨日 読み終わり。頭の中がぐるぐるくにゅくにゅしている。
以下 本の帯
執筆7年。新たな傑作長編小説の誕生!
主はいつも言っていた。
「滅びにいたる道は広く、光にいたる道は狭い。おまえらはいつも広い道ばかり行こうとするが、それは天辺から誤りだよ」
主の命により大権現へ大刀を奉納すべく旅をする鋤名彦名は、謎のくにゅくにゅの皮に呑まれ、「偽」の世界にはまりこむ。嘘と偽善に憤り真実を求めながら、いつしか自ら嘘にまみれてゆく彦名の壮絶な道中。その苦行の果てに待ち受けるものは。
俺は俺の足で歩いていくのだ。俺の2本の足で正しい道を。
帯引用終了
この帯だから、最初から「主」は「しゅ」だと読んだ、「しゅ」ったら あーた あの方しかいないじゃん。
小説内で披露される、主の雇い人に対する態度も、そうでしょ。
と、思ってたら、終盤の終盤に 大どんでん返しがあり、ちと悩み中。
主て、世の救い主と仏陀のコラボ?いや禅?とか、現在もぐるぐる中。
いろんな人の書評を読むと、
主を最初はあるじ、ぬしと読んだ人もわりといらっしゃる。
いや、私にとって、それはない。
ぬしといえば、花魁になっちゃうし、
あるじといえば、手前どもあるじは~と話す番頭になっちゃう体たらく。
町田の他の小説も読んでいるけれど、今まで避けてきた「告白」を読んでみようかしらん。
んがくく
ここ数週間というか、数か月というか、介護とかいろんな関連で
休日の過ごし方が少し変わって、家に居る事が多くなったので、
読む本の数が、右肩上がり。
そんなこんなの備忘録にするべ。
五十嵐大介「SARU」 上下巻
「魔女」に表現された、五十嵐大介の宗教観、世界観が
中野美代子の論文「孫悟空は猿かな?」に啓発されて出来た作品。
他の作者の小説「SOSの猿」と、どこかでクロスしコラボしているらしいのだが、
その小説は未読。
ばか姉弟 安達哲1~5巻
うん。これはいい。皆々様にお薦めする。
こういうものが受ける日本はまだ大丈夫という気がする。
宿屋めぐり 町田康
つい、昨日 読み終わり。頭の中がぐるぐるくにゅくにゅしている。
以下 本の帯
執筆7年。新たな傑作長編小説の誕生!
主はいつも言っていた。
「滅びにいたる道は広く、光にいたる道は狭い。おまえらはいつも広い道ばかり行こうとするが、それは天辺から誤りだよ」
主の命により大権現へ大刀を奉納すべく旅をする鋤名彦名は、謎のくにゅくにゅの皮に呑まれ、「偽」の世界にはまりこむ。嘘と偽善に憤り真実を求めながら、いつしか自ら嘘にまみれてゆく彦名の壮絶な道中。その苦行の果てに待ち受けるものは。
俺は俺の足で歩いていくのだ。俺の2本の足で正しい道を。
帯引用終了
この帯だから、最初から「主」は「しゅ」だと読んだ、「しゅ」ったら あーた あの方しかいないじゃん。
小説内で披露される、主の雇い人に対する態度も、そうでしょ。
と、思ってたら、終盤の終盤に 大どんでん返しがあり、ちと悩み中。
主て、世の救い主と仏陀のコラボ?いや禅?とか、現在もぐるぐる中。
いろんな人の書評を読むと、
主を最初はあるじ、ぬしと読んだ人もわりといらっしゃる。
いや、私にとって、それはない。
ぬしといえば、花魁になっちゃうし、
あるじといえば、手前どもあるじは~と話す番頭になっちゃう体たらく。
町田の他の小説も読んでいるけれど、今まで避けてきた「告白」を読んでみようかしらん。
んがくく
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by divaof10gum
| 2011-02-08 10:32
| 身辺雑記
冬らしくなってまいりました
おはようございます。ちゃるです。
寒さも冬らしくなってまいりました。
冬はあまり好きな季節ではないけれど、空がきれいですよね。
その点は好き♪
さて、前の日記にもチラと書きましたが、
現在、当ブログの他にもmixi、ツィッターがあり、
こちらのブログのあり方について、考え中です。
よって、ブログへのコメントは禁止とさせていただきました。
よろしくお願いいたします。
寒さも冬らしくなってまいりました。
冬はあまり好きな季節ではないけれど、空がきれいですよね。
その点は好き♪
さて、前の日記にもチラと書きましたが、
現在、当ブログの他にもmixi、ツィッターがあり、
こちらのブログのあり方について、考え中です。
よって、ブログへのコメントは禁止とさせていただきました。
よろしくお願いいたします。
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by divaof10gum
| 2011-01-12 09:19
| 身辺雑記
忙中 閑あり
おはようございます。ちゃるです。
昨日は猫へのクリスマスプレゼントとして
またたび入りのぬいぐるみを作っていました。
ねずみ形に作ったのですが、一部は箱フグだったり、
耳の小さいウサギだったりしてwww
かえしが少なくなってきたので、
お正月用に作成などなど。
師走ながらも、適当にwww
昨日は猫へのクリスマスプレゼントとして
またたび入りのぬいぐるみを作っていました。
ねずみ形に作ったのですが、一部は箱フグだったり、
耳の小さいウサギだったりしてwww
かえしが少なくなってきたので、
お正月用に作成などなど。
師走ながらも、適当にwww
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by divaof10gum
| 2010-12-24 10:07
| 身辺雑記
考え中です
おはようございます。ちゃるです。
まもなく師走ですねえ~
mixiやらツィッターやら色んなNET上の接点が増えて、
このブログの存在意義がだんだん あいまいになって参りました。
ただいま、ブログを閉めるか、
あるいは、まったく別の切り口のブログとして
継続すべきか、考え中です。
猫ブログだとやっぱり画像は必須だろうしねえ。
着物ブログにするほど、着物だけのフリークでもないし。。。
ううむ。。。しばらく考えます。
まもなく師走ですねえ~
mixiやらツィッターやら色んなNET上の接点が増えて、
このブログの存在意義がだんだん あいまいになって参りました。
ただいま、ブログを閉めるか、
あるいは、まったく別の切り口のブログとして
継続すべきか、考え中です。
猫ブログだとやっぱり画像は必須だろうしねえ。
着物ブログにするほど、着物だけのフリークでもないし。。。
ううむ。。。しばらく考えます。
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by divaof10gum
| 2010-11-29 09:25
| 身辺雑記
仕事が半端なく忙しい
ども ちゃるです。
仕事が半端なく忙しいです。
備忘録として
浴衣を反物から来年の夏までに縫うぞ。
しかし今年の夏は一度 絽小紋を着ただけで、
あとの着物お出かけは全部 浴衣で済ますくらい
暑かったというか、近場しか行かなかったというか・・・
そんな感じです。
仕事が半端なく忙しいです。
備忘録として
浴衣を反物から来年の夏までに縫うぞ。
しかし今年の夏は一度 絽小紋を着ただけで、
あとの着物お出かけは全部 浴衣で済ますくらい
暑かったというか、近場しか行かなかったというか・・・
そんな感じです。
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by divaof10gum
| 2010-09-07 11:25
| 身辺雑記
あんまし 放置は良くないね
お暑うございます。ちゃるです。
もう少しこまめに更新するようにいたします。
さて、暑苦しい毎日でございます。
皆さまも 熱中症に気を付けて~~とかは、いろんなブログで
書かれているんだろうなあ。
私は見逃したNHKの番組をオンデマンズで見る予定。
仕事はこれから益々忙しくなるのも気がかり。
この夏 浴衣は 日常きていますが、
麻の帷子をまだ着ていないので、着用して靖国参拝に行く予定。
こんな感じでございまする。
もう少しこまめに更新するようにいたします。
さて、暑苦しい毎日でございます。
皆さまも 熱中症に気を付けて~~とかは、いろんなブログで
書かれているんだろうなあ。
私は見逃したNHKの番組をオンデマンズで見る予定。
仕事はこれから益々忙しくなるのも気がかり。
この夏 浴衣は 日常きていますが、
麻の帷子をまだ着ていないので、着用して靖国参拝に行く予定。
こんな感じでございまする。
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#
by divaof10gum
| 2010-08-17 16:12
| 身辺雑記